インソールとは歩く際に足が痛くならないように、衝撃を吸収する靴の中敷きのことです。私たちが生活している路面はデコボコしていたり、硬いコンクリートであったり、階段や坂道のようにアップダウンがあったりと、その環境は決して良いとは言い難いものです。そのような環境下で生活を続けることにより、さまざまな負担が身体にかかってきますが、無意識に身体のバランスをとることにより、それらからのストレスをクリアしています。しかし、靴やインソールが足にフィットしていないと地面からの衝撃をうまく分散できず、特定部分に圧がかかりＯ脚や巻き爪、靴タコや外反母趾の原因となってしまうのです。当院には膝痛や腰痛、巻き爪やウオノメで来院される方が大勢いらっしゃいますが、一度は症状がとれても再発する患者様の多くが、歩行に問題があることに気づきました。足と靴の隙間を埋めるインソールには数多くありますが、本来それは人間が「歩く」ということを考慮して作らなければ、まったく意味のないものになってしまいます。
当院でおこなうＤＹＭＯＣＯフィッティングは足の長さや幅を細かく計測し、足裏のどの部位に体重がかかっているか確認し、歩き方の癖を見つけだしたうえで、最もよい動きを導き出していくことを目的としたテクニックとなります。