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| 手根管症候群 |
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| 原因 |
| 手根管とは手首に存在するトンネル状の管をいいます。その管の中には手根骨や靭帯、屈筋腱の他に正中神経が通っています。手先を多く使う作業、育児中のお母さん、甲状腺機能低下症などの合併症などで手根管内の圧が高くなり神経症状を呈することから正中神経麻痺ともよばれます。 |
| 症状 |
| 手根管内圧が高まると正中神経が圧迫されて、小指以外の4本の指が痺れてくるのが特徴的です。進行すると母指球(親指の付け根)が委縮してきます。自身でできる簡単な検査は、両手の甲を胸の前で押し付けあうように1分くらい保ってみて、指先の痺れが強く出るようなら(ファーレンテスト)、この病気を疑います。 |
| 当院での治療 |
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| レーザー治療 |
はり治療 |
超音波&ハイボルテージ |
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| 三角繊維軟骨複合体(TFCC)損傷 |
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| 原因 |
| TFCCとは手首の小指側にある4つの靭帯と三角繊維軟骨で構成されていますが、手をついての転倒やオーバーユースなどにより、この部位が損傷したものをTFCC損傷といいます。レントゲンでは軟骨や靭帯は写しだされないため、正確な診断はMRIでの検査が必要となります。 |
| 症状 |
| 手首でも小指側への疼痛や圧痛、ドアノブを回す運動痛などが主な症状です。自身でできる簡単な検査は手首を小指側に曲げた状態で、もう一方の手でさらに強く曲げることで痛みが出ます。重症例ではギプス固定や、手術を要することもありますので注意が必要です。 |
| 当院での治療 |
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| レーザー治療 |
はり治療 |
超音波&ハイボルテージ |
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| 狭窄性腱鞘炎(ドゥ・ケルバン病) |
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| 原因 |
| ドゥ・ケルバン病とはあまり聞いたことがないかと思いますが、臨床ではとても多い病気です。手首の親指側にある短母指伸筋腱(親指を伸ばす働き)と長母指外転筋腱(親指を広げる働き)を包む管(腱鞘)が炎症を起こす腱鞘炎のことです。損傷の原因としては、圧倒的に手首を多く使う仕事の方と、子供の抱っこを頻繁にするお母さんにみられます。 |
| 症状 |
| 手首の親指側に、物を持つ動作や、瓶のふたを回す動作で強い痛みを感じます。炎症期には患部に熱感や赤みがみられることもあります。自身でできる簡単な検査は、親指を他の指で握りこんだ状態で小指側に折り曲げた際に、手首の親指側に強い痛みを感じるようなら(フィンケルスタインテスト)この病気を疑います。 |
| 当院での治療 |
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| 微弱電流 |
レーザー治療 |
超音波&ハイボルテージ |